乳腺腫瘍との1年間の記録

左胸にしこりを見つけてから、線維線維?粘液がん?と不安を抱え、全身麻酔で摘出手術を受けた結果、乳腺粘液腫瘤様病変と診断されるまでの記録です。同じ不安を抱えたどなたかの情報源になれば嬉しいです。

再診

診察室に入り、

 

大きくなった気がするんです…

 

じゃあエコーしましょうか

 

二度目のエコーをグリグリと

 

うーん

 

大きさは変わってないけどねぇ〜

 

え?

 

勘違い?

 

とりあえずエコーは終わり、診察室へ

 

タテ、ヨコの大きさは変わってないけど、厚みが増しているとのことでした

 

詳しく知りたかったらしこりに針刺して検査してみますか?

 

はい!ぜひ!

 

でもうちではできないので、他の病院に紹介しますね

 

おーう

 

近所の病院は医療事務での勤務経験があり、知り合いがたくさん働いているので、ちょっと遠くの乳腺クリニックに予約をとってもらいました

気になる

経過観察と言われたからには、

 

経過を逐一把握しておきたい!

というのと、

 

 

あんまり触らない方が良さそうなのはわかるけど…何か気になる!!

という理由で

 

毎日お風呂場で触っては確認をしていました。

 

それが仇となったのか!

 

2ヶ月が経った頃、

 

何か大きくなってきた気がする〜!

 

なでなでして、成長させてしまったのか〜⁈

 

大きくなるようだったら3ヶ月待たずに来てと言われていたので、

 

即予約をとり、翌日病院へ向かいました!

問診

名前を呼ばれて、視線を感じながら診察室に入りました。

 

まず撮影したマンモグラフィとエコーの画像を見せてくれました。

左側に1.6センチのしこりがありました。

 

そして机の引き出しから、乳腺の病気がたくさん載った本を取り出し、

付箋がついた線維腺腫のページを開きました。

 

だ円形、凹凸がないつるつるのしこり…

特徴がこれに当てはまるでしょ

 

ホーーーーーーーッ

 

これはがんになることはないから

ホーーーーーーーッ

今までもあったと思うんだけど、初めて気づいたってことだから、

とりあえず3ヶ月後にまた診せて

 

わっかりましたーーーー!

 

マンモグラフィの疲労感もどこへやら、

会計を済ませて実家に報告へ行きました。

 

 

エコーも初体験

まだ妊娠したことがないので、エコーも初でした。

 

先生が現れ、一通り触診した後、いよいよエコー。

 

暖かいゼリーを塗られ、胸から脇までグリグリ〜と観察されました。

 

左側のエコー中はモニターガン見!

 

しこりがあるのがはっきりわかりました。

 

タテ、ヨコのしこりの大きさを測り、位置も記録していました。

 

マンモグラフィ初体験

めちゃくちゃ痛いと聞いていたマンモグラフィ

 

はい、つま先ここ〜

 

このバーを握ってくださ〜い

 

まず左から行くね〜

 

しこりは〜と、これですね〜

 

ちゃんとしこりが写るように撮りますんでね〜

 

ビビる私をよそに流れ作業の技師さん

 

左上半身を突き出し、小胸をなんとか板へ

 

2枚の板の間を狭めながら、最大限入れ込もうと頑張ってくださいました。

 

痛いという感覚すら私の小胸にはないのかと思うほど、すこーしの痛みだけでした。

 

辛かったことといえば、

 

挟んでいる方とは逆の乳首が写り込んでしまわないよう、指先でちょこんと押さえておくことと、

 

技師さんがセッティングしたら動いたらダメと言われるのに、

息を吸って吸って吸って〜、結構止めさせられることくらいです。

 

終わった後、これでもかというくらい息を吐きました。

 

健康診断の時の胸のレントゲンの10倍くらいの疲労感で、ヘトヘトのままエコーへ向かいました。

人の目

いざ病院で受付をしようとすると、

やっぱり視線が気になりました。

 

無料クーポンをもらえる年代ではない私が来ている=何か病気を抱えている=乳がん

 

あの人、まだ若そうなのに…可哀想に…

 

そう言っているだろう人達の気配をそれからもたくさん感じました。

 

そんなことを気にしても、しこりがなくなるわけではありません。

 

私は言われるがまま、検査着に着替え、髪の毛をまとめ、ない胸を放り出して、マンモグラフィに挑みました。